ボイラーを長持ちさせる除石灰剤とは

湯沸しポットなどをずっと使っていると、中に石灰が溜まってきます。それをそのままにしておくと、石灰はお湯の中を細かく浮遊しています。その状態で使用することはないですが、この石灰はお湯の取り込み口などにも入り込んでポットの耐用年数を下げたりします。また衛生的にもよくありませんよね。

全自動エスプレッソマシーンにもボイラーが搭載されているので、水道水を使用した場合は湯沸しポット同様石灰が溜まっていきます。

 

全自動エスプレッソマシーンに石灰が溜まるのを防ぐ除石灰剤

どんなボイラーでもこの石灰が溜まるリスクを負っています。全自動エスプレッソマシーンのボイラーも例外ではなく、お湯を沸かす際に微量の石灰が水から出て少しずつ固形的に溜まっていきます。この石灰はボイラー内部だけでなく、内部の管やスチームパイプ、コーヒー抽出口にも溜まっていきます。やはりマシンの負担になって、抽出温度や圧力低下につながりエスプレッソの味に大きく影響します。

なるべく溜まらないように水フィルターなどを装着するのが良いのですが、それでも長い期間には溜まってしまいます。1年に2~3回はメンテナンスをするつもりが良いでしょう。最新のマシンには除石灰警告機能などあったりしますが、なるべく早い対応がマシンやボイラーの延命につながります。

メンテナンスは除石灰剤を使用します。エスプレッソマシンメーカーのサエコでは専用除石灰剤としてMEL2000を出しています。水タンク1リットルに対して1本の割合です。180mlで800円、1リットルで2500円です。タンクの容量やマシンのタイプを確認して購入しましょう。除石灰方法はマシンによって多少やり方が異なるので、必ず取扱説明書を読んで行いましょう。

サエコの除石灰剤は環境をよく考慮されていて、ミネラル分を酵素化したものです。これは清涼飲料水規格基準をクリアできるほど人畜無害なものだとされています。

 

デロンギにも専用除石灰剤

サエコに専用除石灰剤があるように、デロンギの全自動エスプレッソマシーンに専用除石灰剤があります。デロンギが開発したDSCL-100x2(100mlが2本)です。除石灰ランプや警告メッセージが出た場合に除石灰剤1本と水1リットルを給水タンクに入れて除去します。除去方法の手順は説明書をよく読み行いましょう。

デロンギの除石灰剤の成分は乳酸・乳酸ナトリウムで、この乳酸は雑菌や微生物の繁殖を抑える「静菌性」があります。除石灰というと一般的にはクエン酸が有名ですが、除石灰効果も殺菌力もクエン酸を上回っているといわれています。やはり毎日口にするものですから、衛生面も考慮したいですね。